2747今日からできる!成人のADHD診療
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Chapter6診察室での困りごと199ス停まで行き,ちょうど来たバスに乗ったら反対の方に進んでいることに気づいて……」と語る.医師が「食器はいつもためているのでしょうか?」と問うと,最近は仕事が忙しく食器がたまっていたことがわかった.さらに,今日は診察があるからと午後から有休を取得していたこと,少し時間が空いたので部屋の掃除をはじめたが予想外に時間がかかったこと,外出の準備をしようと思ったときに洗っていない食器がたまっていることに気づいて洗い出したこと,それでもいよいよの時間になったが,休日であってもメールは常に確認するように上司からいわれているためメールの確認を行っていたら家を出る時間になっていたことがわかった.診察ではどのタイミングで遅れが生じるのかについて話し合った.時間があるからと部屋の掃除をはじめたのはよかったものの,たまっている食器が目につき食器洗いをはじめたことやメールチェックをはじめたことについて,「あ,ここで別のことをはじめたから時間がくるったんですね」と気づきが得られたようであった.また,最近は仕事が忙しいが必死に集中して仕事をこなしているため,深夜に帰宅することも増えていて家事が進んでいないことも想像された. その後,医師と一緒にスマホアプリを用いて「診察日のリマインダー設定」「自宅を出る20分前のアラームの設定」「必要な物を表示する忘れ物リスト設定」を行った.また,医師から玄関に「持ち物トレイ」をつくる提案を行った.「次の日に必要なものは前夜のうちに全部ここに置く,というルールはいかがですか」と伝えたところ,患者は「その方が忘れにくい気がします」と納得した様子であるが,玄関にトレイを置く場所をつくる必要があることがわかったため,「忘れ物トレイ」は次回以降の課題として,まずはスマホアプ診察の流れ

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