雑誌「チャイルドヘルス」2025年 Vol.28 No.2 ヘルスコミュニケーションを考えよう ~子どもの健康を守る情報を届けるために~
掲載論文
Myオピニオン
児童養護施設で育った私たちが,子ども・若者を支援する立場で思うこと…西坂來人
【特 集】
ヘルスコミュニケーションを考えよう
~子どもの健康を守る情報を届けるために~
(企画の言葉…坂本昌彦)
1 情報提供のためのヘルスコミュニケーションとは?…石川ひろの
2 行動変容のためのヘルスコミュニケーション…奥原 剛
3 保護者とのリスクコミュニケーション…加藤美生
4 医療情報をわかりやすく伝えるコツ…早川雅代
5 保護者啓発にナッジは活かせるのか?~小児保健における行動経済学とナッジの可能性~…杉本九実
6 テレビと医療~小児保健医療者は,テレビにどう対応すべきか~…市川 衛
7 SNSを活用した子どもの健康支援~医療者の役割と課題~…今西洋介
8 オンライン相談の取り組み…重見大介
9 絵本を通じた子どもへの働きかけ…坂本昌彦
10 循環器病予防啓発としての“すごいぜ心臓”…井上峻輔
【連 載】
◆こどもまんなか! スクールソーシャルワーカー 第2回
子どもと友だち スクールソーシャルワーカー…仮屋太洋
◆おさえておきたい! 子どもの歯科事情 第14回
指しゃぶりとおしゃぶり~口腔機能発達不全症をめぐって~…佐々木明彦
◆患者指導がぐっと楽になる! 動機づけ面接のすすめ 第14回
病院薬剤師にとっての動機づけ面接…向井壽美
◆てんや・わんや・こどものほんや 第2回
人間にとっての絵本…中藤智幹
◆教えて! あなたの好きなこと
◆育児Q&A
薬疹ができてしまった…伊藤健太
◆海外文献の紹介
しつけの方法が,脳の構造と成人期のメンタルヘルスに及ぼす影響…榊原洋一
児童養護施設で育った私たちが,子ども・若者を支援する立場で思うこと…西坂來人
【特 集】
ヘルスコミュニケーションを考えよう
~子どもの健康を守る情報を届けるために~
(企画の言葉…坂本昌彦)
1 情報提供のためのヘルスコミュニケーションとは?…石川ひろの
2 行動変容のためのヘルスコミュニケーション…奥原 剛
3 保護者とのリスクコミュニケーション…加藤美生
4 医療情報をわかりやすく伝えるコツ…早川雅代
5 保護者啓発にナッジは活かせるのか?~小児保健における行動経済学とナッジの可能性~…杉本九実
6 テレビと医療~小児保健医療者は,テレビにどう対応すべきか~…市川 衛
7 SNSを活用した子どもの健康支援~医療者の役割と課題~…今西洋介
8 オンライン相談の取り組み…重見大介
9 絵本を通じた子どもへの働きかけ…坂本昌彦
10 循環器病予防啓発としての“すごいぜ心臓”…井上峻輔
【連 載】
◆こどもまんなか! スクールソーシャルワーカー 第2回
子どもと友だち スクールソーシャルワーカー…仮屋太洋
◆おさえておきたい! 子どもの歯科事情 第14回
指しゃぶりとおしゃぶり~口腔機能発達不全症をめぐって~…佐々木明彦
◆患者指導がぐっと楽になる! 動機づけ面接のすすめ 第14回
病院薬剤師にとっての動機づけ面接…向井壽美
◆てんや・わんや・こどものほんや 第2回
人間にとっての絵本…中藤智幹
◆教えて! あなたの好きなこと
◆育児Q&A
薬疹ができてしまった…伊藤健太
◆海外文献の紹介
しつけの方法が,脳の構造と成人期のメンタルヘルスに及ぼす影響…榊原洋一
ねらい
新型コロナ禍では,情報が多すぎて混乱を招く,いわゆるインフォデミックが問題となりました.子育て分野に関しても同様です.子どもの健康や医療に関する真偽不明の情報も氾濫するなか,専門家が正確な情報を保護者に伝える重要性はますます増しています.一方で,情報を届けるためには,どうすれば効果的に伝えられるかを考える必要があります.そのためには行動変容を促す方法やリスクの伝え方,ナッジを含めたヘルスコミュニケーションを学ぶことが重要です.
今回の特集では,子どもにかかわる保健医療職にとって重要な概念ですが,まだまだ十分に浸透しているとはいえないヘルスコミュニケーションについて,日本の第一線でご活躍の先生方に学術的に解説いただきました.また,保護者への実際のアプローチについて,テレビやSNS,オンライン相談などの多様なアプローチの実践について紹介します.そして,保護者だけでなく子ども自身のヘルスリテラシーを高めることも重要です.絵本やイベントなど,子どもへの働きかけの事例も紹介します.読者の皆さまの参考になれば幸甚です.
(佐久総合病院佐久医療センター小児科/坂本昌彦)
今回の特集では,子どもにかかわる保健医療職にとって重要な概念ですが,まだまだ十分に浸透しているとはいえないヘルスコミュニケーションについて,日本の第一線でご活躍の先生方に学術的に解説いただきました.また,保護者への実際のアプローチについて,テレビやSNS,オンライン相談などの多様なアプローチの実践について紹介します.そして,保護者だけでなく子ども自身のヘルスリテラシーを高めることも重要です.絵本やイベントなど,子どもへの働きかけの事例も紹介します.読者の皆さまの参考になれば幸甚です.
(佐久総合病院佐久医療センター小児科/坂本昌彦)