株式会社 診断と治療社

診断と治療 最新号

  • わが国の内科総合誌のパイオニアで,数ある総合誌のなかでも抜群の安定性と評価を誇る.
  • 新進気鋭の編集委員を迎え,最新情報を盛り込み読みごたえ満点.連載企画も充実.
  • 増刊号も毎回シャープな切り口と実臨床に役立つ内容が大好評.
  • 2色刷のビジュアルな誌面で読みやすい.

雑誌「診断と治療」2025年 Vol.113 No.8 おさえるトピックスはこれ! 糖尿病診療アップデート2025

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2,970円(本体価格 2,700円+税)
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掲載論文

ねらい   岩部真人

糖尿病診療のホットトピックス
 食事による腸管粘膜免疫の制御と代謝疾患   川野義長
 1型糖尿病アップデート―緩徐進行1型糖尿病を中心に―   及川洋一,羽井佐彬文,島田 朗
 糖尿病性腎症アップデート   西村健一郎,金﨑啓造
 MASLD/MASH診療の最前線   永井幸輔,篁 俊成
 グルカゴン/インクレチン革命   北村忠弘
 日本人糖尿病患者の死因の変遷   三浦絵美梨,神谷英紀
 糖尿病とがん   大橋 健
 スティグマとアドボカシー   境内大和,村上隆亮,矢部大介

糖尿病の最新治療
 2型糖尿病の薬物療法のアルゴリズム   馬本恒太朗,坊内良太郎
 古くて新しいメトホルミン   樋口雄一,小川 渉
 SGLT2阻害薬の動向   神野文香,和田 淳
 GLP-1受容体作動薬およびGIP/GLP-1受容体作動薬の動向   岩田葉子,弘世貴久
 間歇スキャン式持続血糖測定器   石黒瑞稀,西村理明
 インスリンポンプ療法   小谷紀子
 災害時における糖尿病診療   安西慶三

臨床例
 往診で手術適応が認められた白内障症例に対し,手術を実施し,遠隔の術後フォローにて改善が認められた1例   西村裕樹,三浦 翔,ローハン ケムラニ,横岩良太,中山慎太郎,清水映輔
 
連載
何だろ? ちょっとエコーに聞いてみる?
 右側腹部痛,原因は?   畠 二郎
弁護士が答えます! 法律相談クリニック
 診療拒否の法的問題について   笹山桂一

ねらい

 糖尿病の診療は,近年の治療薬の進歩や技術革新により,大きく前進しています.合併症の発症率や死亡率の顕著な改善は,この病気とともに生きる人々に新たな希望を与えています.しかし,日々の食事管理,運動,薬の服用,注射など,糖尿病患者が直面する課題は依然として大きいままです.加えて,糖尿病に対する社会的な誤解やスティグマに苦しむ人々も少なくありません.これらの課題に対し,日本糖尿病学会は糖尿病を治癒できる疾患へと導くことを大きな使命として掲げています.それは容易な道のりではありませんが,糖尿病に対する負のイメージを払拭し,すべての人にとってよりよい生活を実現することは,私たち医療従事者の努力によって,今すぐにでも進めることができます.
 このような背景から,「糖尿病診療アップデート2025」と題した本特集を企画しました.ここでは,最新の研究成果や治療法を網羅し,糖尿病患者のケアを最前線から支援する情報を提供します.本特集を通じて,糖尿病という疾患に対する深い理解と共感を広げ,患者一人ひとりに寄り添った医療の提供を目指します.糖尿病診療の重要性がますます浸透していくことを祈念し,本特集がその一助となれば幸いです.

日本医科大学大学院医学研究科内分泌代謝・腎臓内科学分野
岩部真人
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