株式会社 診断と治療社

診断と治療 最新号

  • わが国の内科総合誌のパイオニアで,数ある総合誌のなかでも抜群の安定性と評価を誇る.
  • 新進気鋭の編集委員を迎え,最新情報を盛り込み読みごたえ満点.連載企画も充実.
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雑誌「診断と治療」2026年 Vol.114 No.3 “IBD専門医”にきいてみよう! 潰瘍性大腸炎の外来診療

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掲載論文

カラー口絵
ねらい  土屋輝一郎

総論
 潰瘍性大腸炎とは?  上野伸展,藤谷幹浩
 IBD専門医制度とは?  土屋輝一郎
 IBDセンターの現状  辰巳健志,黒木博介,小金井一隆

シチュエーション別の外来診療と連携
 IBDセンターにおける外来診療の実際  髙原政宏,井口俊博,平岡佐規子
 IBD専門クリニックにおける外来診療  田中浩紀,宮川麻希,那須野正尚
 小児の潰瘍性大腸炎診療  石毛 崇
 IBDナースの役割  竹内 健
 外来診療における食事栄養指導  長堀正和
 潰瘍性大腸炎診療における診療所の役割と問題点  岩本史光
 潰瘍性大腸炎診療における病診連携  梅野淳嗣

ステージ別の治療の実際
 軽症~中等症潰瘍性大腸炎の寛解導入,寛解維持療法―生物学的製剤・JAK 阻害薬を除く経口薬,局所製剤―  大森鉄平
 難治性潰瘍性大腸炎治療  志賀永嗣,角田洋一,正宗 淳
 入院を考慮するポイント,重症潰瘍性大腸炎の寛解導入療法  藤井俊光
 潰瘍性大腸炎における内視鏡検査・内視鏡治療  山本修司
 潰瘍性大腸炎の外科治療  堀尾勇規,内野 基,池内浩基

連載
何だろ?ちょっとエコーに聞いてみる?
 肝酵素上昇の原因は?  畠 二郎
弁護士が答えます!法律相談クリニック
 AIと治療方針  清水 徹

ねらい

 潰瘍性大腸炎は,炎症性腸疾患(inflammatory bowel disease:IBD)として難病に位置づけられる一方で,患者数の増加により,実地医家も診療にあたる機会が増えている.これまでは一部の専門知識を有し,診療経験の多い医師が治療を行っていたが,すべてに対応しきれない現状である.また,IBDは小児から若年に発症することが多く,進学,就職,転勤など生活環境が変化するたびに治療を受ける病院も変更する必要がある.しかし,IBDを専門に診療する医師の情報がなく,また,何をもって「専門」とするのかも定まっていないことから,IBDに対する診療実態が不透明であることが問題として提起された.
 そこで,日本炎症性腸疾患学会では2024年に専門医制度を発足させ,学会がIBDに関する専門知識を有し適切な診療を行う医師に対してIBD専門医を認定している.同時に,IBD専門医・指導医が勤務している医療施設も認定・公開しており,IBD専門医制度を通じて日本全国のIBD診療実態を明らかとした.将来的には患者がどの病院でもどの医師でも安心して同じ治療を受けられる環境を目指している.
 本特集では,IBD専門医制度について詳細に解説するとともに,学会認定のIBD専門医に,現在の潰瘍性大腸炎診療について様々な視点・シチュエーションから解説いただいた.昨今では潰瘍性大腸炎診療は入院から外来に移行しており,外来で診療を行うIBDセンター,IBDクリニック,診療所など規模の異なる医療機関での診療体制を紹介している.また,IBDナースの存在や栄養管理などメディカルスタッフの役割も増えており,現状について紹介いただいた.さらに,潰瘍性大腸炎の適応となる治療薬も多くなり,選択肢が増える恩恵を受けているが,治療薬選択に悩む場面も増えていることから,それぞれの場面での治療方法についても解説いただいた.
 この1冊で若手医師やIBDを専門としない医師にも潰瘍性大腸炎の診療実態を理解していただければ幸いである.
 最後に,ご多忙のなか,ご執筆いただいた先生方に感謝申し上げる.

筑波大学医学医療系消化器内科
土屋輝一郎
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