株式会社 診断と治療社

産科と婦人科 最新号

  • 臨床にすぐに役立つ知識や最新知見を毎号1テーマで特集.
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  • 増刊号は網羅的な構成で「手元にあると便利な1冊」として毎年好評.
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雑誌「産科と婦人科」2026年 Vol.93 No.3 どうする?妊娠前・妊娠期・出産後のがん患者の対応

定価:
3,300円(本体価格 3,000円+税)
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掲載論文

企画 宮城悦子

【Ⅰ.総 論】
1.妊娠期がんに対する診療連携 / 笠原里紗・他
2.悪性腫瘍合併妊娠患者の周産期管理 / 秋谷 文・他
3.妊娠前・妊娠期・出産後のがん患者のメンタルケア / 伊賀健太朗

【Ⅱ.各 論】
4.がん治療専門医の立場から妊娠期がんとサバイバー支援を考える―1)子宮頸がん合併妊娠 / 秋澤叔香・他
5.がん治療専門医の立場から妊娠期がんとサバイバー支援を考える―2)乳がん合併妊娠 / 塩田恭子・他
6.がん治療専門医の立場から妊娠期がんとサバイバー支援を考える―3)悪性リンパ腫・白血病合併妊娠 / 大西千恵
7.がん治療専門医の立場から妊娠期がんとサバイバー支援を考える―4)消化器がん合併妊娠 / 藤澤剛太・他
8.がん治療専門医の立場から妊娠期がんとサバイバー支援を考える―5)甲状腺がん合併妊娠 / 井口研子
9.新生児科医の立場から―抗悪性腫瘍薬治療が及ぼす児への影響― / 伊東祐順・他
10.妊娠期がんに対する妊婦・授乳婦専門薬剤師の役割 / 長谷川まゆみ・他
11.「妊娠と薬情報センター」の妊娠期がん・がんサバイバーへの情報提供の役割 / 後藤美賀子
12.AYA世代がん患者の妊孕性温存―生殖医療の現状と課題― / 洞下由記
13.がん治療後のAYA世代女性への妊娠についてのアドバイスの実際 / 山田有紀・他
14.妊娠中の子宮頸がん検診の課題―海外と国内の状況について― / 水島大一
15.妊娠中の乳房管理―がん発見のポイントは?― / 加藤栄一

連 載
弁護士が答えます!法律にまつわるあれこれ
施設内でサプリメント等を販売する際は何に気をつければいいの? / 山田隆史

産婦人科の最前線を訪ねて 第7回
FIGO 2025 in Cape Town / 城内南奈子

症 例
検診を契機に進行卵管癌と診断されたBRCA2病的バリアント保持者の1例 / 中島菜都美・他

ねらい

 晩婚化・妊娠年齢の高齢化により,悪性腫瘍を合併した妊娠の管理を行うケースは今後も増えていく可能性が高いと考えられています.担がん患者の周産期管理を適切に行うには,原発がんの治療を担当する医師と,産婦人科医,小児科医の連携が不可欠です.さらにがん治療と生殖医療の双方の進歩により,若年がん患者がAYAになり妊娠を希望するケースも増えるとともに,がん診断後の卵子凍結・卵巣組織凍結も可能となっています.
 発症年齢が若年~妊娠期にかかるがんとして,子宮頸がん,乳がん,悪性リンパ腫・白血病,消化器がん,甲状腺がんなどがあげられます.また,妊娠中はホルモンの影響や生理的な変化により,がんの診断が難しい場合もあります.治療はがんの種類や進行度,診断された妊娠の時期によって考え方が異なります.また,胎児や新生児への影響,母乳育児などの課題もあります.
 本特集では,妊娠期のがんの取り扱いについて,専門的な立場より診療連携,周産期管理,メンタルケアについて概説いただくとともに,個別のがん種の特性,若年がん患者の妊孕性温存の現状や,特に出産後のがんサバイバーのサポートについても概説いただきました.また,子宮頸がんは妊娠初期の妊婦健診で,乳がんは妊娠中の乳房管理中に発見されることもあり,その課題についても取り上げました.
 本特集が悪性腫瘍の既往のある女性のプレコンセプションケアから妊娠期,出産後の診療についての知識のアップデート,また妊娠期のがん患者の具体的な周産期管理,そしてサバイバー支援についての具体的な診療について,役に立つものとなることを願います.

(横浜市立大学医学部産婦人科学教室 宮城悦子)
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