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雑誌「小児科診療」2026年 Vol.89 No.8 子どもの栄養 今なぜ必要なのか
- 定価:
- 4,400円(本体価格 4,000円+税)
- 在庫:
- 在庫無し
バックナンバー
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掲載論文
序 文 高増哲也
Ⅰ.一生の土台となる子どもの栄養
子どもの栄養が最重要なわけ /高増哲也
生活習慣病・非感染性疾患の予防とDOHaD /原 光彦
エピジェネティクスと栄養: DOHaD学説の分子基盤と胎児〜乳幼児期栄養の臨床的意義 /橋本貢士
授乳・離乳に対する支援の要点 /高橋嘉名芽
小児期のサルコペニア /井上達朗
肥満とやせの現状 /東山幸恵
子どもの栄養と腸内細菌叢 /赤川翔平・他
小児領域における「日本人の食事摂取基準(2025年版)」の理解と活用 /深津章子
子どものスポーツと栄養 /鈴木志保子
Ⅱ.生活のなかの栄養
生活のなかでの食事の位置づけ /森 明日加
学校給食 /中田智子
便通と食事の関係 /北河徳彦・他
摂食機能との関係:摂食機能に課題がある子どもの栄養支援―児童発達支援センターの取り組み /島田まゆみ
障害のある子との生活 /加藤さくら
小児栄養分野の普及と人材育成の制度化:小児栄養分野推進合同協議会の活動について /位田 忍
小児栄養分野管理栄養士・栄養士認定制度の確立と実践的意義:次世代の小児栄養分野のスペシャリスト育成に向けて /渡邉啓子
わが国の貧困問題と子どもの食 /溝口喜子
世界の子どもたちの栄養事情:「現場」という名の混沌へ―飢餓と肥満の二重の脅威 /川合菜月
プラネタリーヘルスダイエットと小児栄養: 持続可能な未来と子どもの成長をどう守るか /手島祐子・他
Ⅲ.病態別の栄養治療
新生児 /東海林宏道
小児の集中治療(PICU) /長尾晶子
先天性心疾患 /田中紀子・他
小児・AYA世代のがん /三善陽子・他
腎疾患 /北山浩嗣
短腸症候群 /齊田真理・他
摂食障害 /瀧谷公隆
食物アレルギー /上野佳代子
先天代謝異常症 /新宅治夫
Ⅳ.多職種で行う栄養サポートの実際
小児科医師の役割 /前川貴伸
管理栄養士の役割 /伴 尚子・他
看護師の役割と観察ポイント /石本紗織
薬剤師の役割 /飛田修康
歯科医師の役割 /村田尚道
歯科衛生士の役割:障害児(者)に対して /田中 恵
リハビリテーションスタッフの役割:言語聴覚士を中心に /石山寿子
Ⅴ.小児栄養をどのように学ぶか
小児栄養の入門書 /鳥井隆志
小児栄養分野のコンセンサス /尾花和子
食べることが困難な子どもの栄養サポートの学びかた /藤井葉子
医療的ケア児の栄養サポートの学びかた /西本裕紀子
重症心身障害児者の栄養サポートの学びかた /口分田政夫
小児栄養を学ぶための国内の材料 /山本陽子・他
小児栄養を学ぶための海外の材料 /藤谷朝実
欧州臨床栄養代謝学会の生涯教育プログラム(LLL) /永野彩乃
Ⅰ.一生の土台となる子どもの栄養
子どもの栄養が最重要なわけ /高増哲也
生活習慣病・非感染性疾患の予防とDOHaD /原 光彦
エピジェネティクスと栄養: DOHaD学説の分子基盤と胎児〜乳幼児期栄養の臨床的意義 /橋本貢士
授乳・離乳に対する支援の要点 /高橋嘉名芽
小児期のサルコペニア /井上達朗
肥満とやせの現状 /東山幸恵
子どもの栄養と腸内細菌叢 /赤川翔平・他
小児領域における「日本人の食事摂取基準(2025年版)」の理解と活用 /深津章子
子どものスポーツと栄養 /鈴木志保子
Ⅱ.生活のなかの栄養
生活のなかでの食事の位置づけ /森 明日加
学校給食 /中田智子
便通と食事の関係 /北河徳彦・他
摂食機能との関係:摂食機能に課題がある子どもの栄養支援―児童発達支援センターの取り組み /島田まゆみ
障害のある子との生活 /加藤さくら
小児栄養分野の普及と人材育成の制度化:小児栄養分野推進合同協議会の活動について /位田 忍
小児栄養分野管理栄養士・栄養士認定制度の確立と実践的意義:次世代の小児栄養分野のスペシャリスト育成に向けて /渡邉啓子
わが国の貧困問題と子どもの食 /溝口喜子
世界の子どもたちの栄養事情:「現場」という名の混沌へ―飢餓と肥満の二重の脅威 /川合菜月
プラネタリーヘルスダイエットと小児栄養: 持続可能な未来と子どもの成長をどう守るか /手島祐子・他
Ⅲ.病態別の栄養治療
新生児 /東海林宏道
小児の集中治療(PICU) /長尾晶子
先天性心疾患 /田中紀子・他
小児・AYA世代のがん /三善陽子・他
腎疾患 /北山浩嗣
短腸症候群 /齊田真理・他
摂食障害 /瀧谷公隆
食物アレルギー /上野佳代子
先天代謝異常症 /新宅治夫
Ⅳ.多職種で行う栄養サポートの実際
小児科医師の役割 /前川貴伸
管理栄養士の役割 /伴 尚子・他
看護師の役割と観察ポイント /石本紗織
薬剤師の役割 /飛田修康
歯科医師の役割 /村田尚道
歯科衛生士の役割:障害児(者)に対して /田中 恵
リハビリテーションスタッフの役割:言語聴覚士を中心に /石山寿子
Ⅴ.小児栄養をどのように学ぶか
小児栄養の入門書 /鳥井隆志
小児栄養分野のコンセンサス /尾花和子
食べることが困難な子どもの栄養サポートの学びかた /藤井葉子
医療的ケア児の栄養サポートの学びかた /西本裕紀子
重症心身障害児者の栄養サポートの学びかた /口分田政夫
小児栄養を学ぶための国内の材料 /山本陽子・他
小児栄養を学ぶための海外の材料 /藤谷朝実
欧州臨床栄養代謝学会の生涯教育プログラム(LLL) /永野彩乃
ねらい
高増哲也 /神奈川県立こども医療センター地域連携・家族支援局
超高齢社会を迎えたわが国では,健康寿命の延伸が重点課題とされており,生活習慣病(non communicable disease:NCD)の予防に注目が集まっています.一方で,それにいつから取り組むべきなのかについては,小児期,さらには胎児期からであるという議論もみられており,小児期の栄養環境がその後の人生の健康の基礎となっていることが明らかになってきています.また,栄養素といわれる物質が,遺伝情報のスイッチのオン・オフにかかわっていること,すなわち情報の制御の役割を果たしていることが明らかになってきています.この特集では,健康にとって不可欠な要素である栄養について,小児科医として知っておくべきこと,明らかになってきている最新の情報,子どもをめぐる社会の動きも含めて,解説していただきました.
第Ⅰ部では,「一生の土台となる子どもの栄養」と題して,生活習慣病予防,エピジェネティクス,授乳・離乳の支援ガイド,サルコペニア,肥満とやせの問題,腸内細菌叢に関すること,食事摂取基準の理解と活用,スポーツと栄養について紹介していただいています.
第Ⅱ部では,「生活のなかの栄養」と題して,生活のなかでの食事の位置づけ,学校給食,便通と食事の関係,摂食機能に課題がある子どもへの支援,障害のある子どもとの生活,小児栄養分野推進合同協議会の活動,栄養士会の認定制度,貧困問題,世界の子どもたちの栄養事情,プラネタリーヘルスダイエットについて,紹介していただいています.
第Ⅲ部では,「病態別の栄養治療」について,新生児,集中治療,先天性心疾患,小児・AYA世代のがん,腎疾患,短腸症候群,摂食障害,食物アレルギー,先天代謝異常症を,それぞれ解説していただいています.
第Ⅳ部では,「多職種で行う栄養サポートの実際」と題して,小児科医師,管理栄養士,看護師,薬剤師,歯科医師,歯科衛生士,リハビリテーションスタッフの役割について,論じていただいています.
第Ⅴ部では,「小児栄養をどのように学ぶか」と題して,入門書,コンセンサス,食べることが困難な子どもの栄養サポートについての参考書,医療的ケア児・重症心身障害児の栄養サポートの参考書,国内の材料と海外の材料を紹介いただき,最後に欧州臨床栄養代謝学会の生涯教育プログラム,LLLの紹介をしていただいています.
小児の栄養について,特に基礎疾患を抱える小児に対する栄養治療についての情報は15年前には非常に限定的でした.今では非常に多くの情報にアクセスできる時代となったことはありがたいことです.それでもまだまだ現場では最善の栄養が普及しているとはいえないと思います.Nutritional care is a human right. すべての子どもに適切な栄養ケアが行き届くようになるために,本書を十分に活用することが,1つのきっかけとなってくれればと願ってやみません.
超高齢社会を迎えたわが国では,健康寿命の延伸が重点課題とされており,生活習慣病(non communicable disease:NCD)の予防に注目が集まっています.一方で,それにいつから取り組むべきなのかについては,小児期,さらには胎児期からであるという議論もみられており,小児期の栄養環境がその後の人生の健康の基礎となっていることが明らかになってきています.また,栄養素といわれる物質が,遺伝情報のスイッチのオン・オフにかかわっていること,すなわち情報の制御の役割を果たしていることが明らかになってきています.この特集では,健康にとって不可欠な要素である栄養について,小児科医として知っておくべきこと,明らかになってきている最新の情報,子どもをめぐる社会の動きも含めて,解説していただきました.
第Ⅰ部では,「一生の土台となる子どもの栄養」と題して,生活習慣病予防,エピジェネティクス,授乳・離乳の支援ガイド,サルコペニア,肥満とやせの問題,腸内細菌叢に関すること,食事摂取基準の理解と活用,スポーツと栄養について紹介していただいています.
第Ⅱ部では,「生活のなかの栄養」と題して,生活のなかでの食事の位置づけ,学校給食,便通と食事の関係,摂食機能に課題がある子どもへの支援,障害のある子どもとの生活,小児栄養分野推進合同協議会の活動,栄養士会の認定制度,貧困問題,世界の子どもたちの栄養事情,プラネタリーヘルスダイエットについて,紹介していただいています.
第Ⅲ部では,「病態別の栄養治療」について,新生児,集中治療,先天性心疾患,小児・AYA世代のがん,腎疾患,短腸症候群,摂食障害,食物アレルギー,先天代謝異常症を,それぞれ解説していただいています.
第Ⅳ部では,「多職種で行う栄養サポートの実際」と題して,小児科医師,管理栄養士,看護師,薬剤師,歯科医師,歯科衛生士,リハビリテーションスタッフの役割について,論じていただいています.
第Ⅴ部では,「小児栄養をどのように学ぶか」と題して,入門書,コンセンサス,食べることが困難な子どもの栄養サポートについての参考書,医療的ケア児・重症心身障害児の栄養サポートの参考書,国内の材料と海外の材料を紹介いただき,最後に欧州臨床栄養代謝学会の生涯教育プログラム,LLLの紹介をしていただいています.
小児の栄養について,特に基礎疾患を抱える小児に対する栄養治療についての情報は15年前には非常に限定的でした.今では非常に多くの情報にアクセスできる時代となったことはありがたいことです.それでもまだまだ現場では最善の栄養が普及しているとはいえないと思います.Nutritional care is a human right. すべての子どもに適切な栄養ケアが行き届くようになるために,本書を十分に活用することが,1つのきっかけとなってくれればと願ってやみません.