株式会社 診断と治療社

小児科診療 最新号

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雑誌「小児科診療」2026年 Vol.89 No.9 RSウイルス感染症の新しい時代

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掲載論文

序 文  /濱田洋通,長澤耕男

Ⅰ.総論〜RSウイルス感染症理解のために〜
RSウイルス:特に主要抗原の分子進化と再感染機構との関連について  /木村龍介・他
RSウイルスへの免疫機構  /宮入 烈
RSウイルス感染症の疫学  /長澤耕男
小児RSウイルス予防の費用対効果評価・価値評価  /五十嵐 中
感染制御  /新庄正宜

Ⅱ.RSウイルス感染症の臨床〜過去から現在へ〜
診断と治療の歴史  /堤 裕幸
RSウイルスの気道感染症:上気道炎,下気道炎,中耳炎  /田中沙織
小児RSウイルス脳炎・脳症  /森地振一郎
突然死を含む新生児・早期乳児の感染症  /岡田 広
成人のRSウイルス感染症  /倉井大輔

Ⅲ.RSウイルス感染症の予防の最前線
新たな予防薬・ワクチンの国内導入と使い分け  /橋本浩一
パリビズマブ  /森 雅亮
ニルセビマブ  /森岡一朗
高齢者におけるRSウイルス感染症とワクチン予防  /浅野裕一朗
妊婦向けRSウイルスワクチン  /大槻健郎

総 説
利き手と発達障害  /萱村俊哉

原 著
小児病院単一施設における一般病棟でのコードブルーに関する後方視的観察研究  /山木亮一・他
コロナ禍をはさんだ病児保育施設の存続,休廃止,新規参入の検討  /江原 朗

ねらい

 RSウイルス(respiratory syncytial virus:RSV)感染症の予防と治療は,長時間作用型の抗体薬や,母体投与ワクチンの登場で新たな時代に入った.小児科医が長年対峙してきた,疾病負荷の大きな疾患の1つであったRSV感染症臨床の転換点であると思う.そこでこの特集では,今までのRSVの疫学,臨床症状,病態を総括するとともに,新たな予防薬のそれぞれの意義と適切な使いかたをエキスパートの先生方に解説していただく企画とした.
 まず,総論として,RSVの進化と構造,感染病理や免疫,RSV感染症疫学,予防の費用対効果,そして感染制御について執筆していただいた.次に,RSV感染症の臨床として,診断と治療の歴史,気道感染症,脳症,突然死を含む新生児・早期乳児の症状,そして高齢者のRSV感染症まで,各論を展開していただいた.最後に,RSV感染症の予防の最前線について執筆いただいた.すなわち,新たなRSV予防薬およびワクチンの国内導入の経緯と使用指針,パリビズマブ,ニルセビマブ,成人用RSウイルスワクチン(アレックスビー),妊婦・成人向けRSウイルスワクチン(アブリスボ®)のそれぞれについて,領域の牽引者の先生方にご執筆いただくことができた.
 本特集がすべての小児医療関係者にとって知識のアップデートになるとともに,将来,RSV感染症臨床の転換点における刊行物として振り返ることができるようになれば喜びである.
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