株式会社 診断と治療社

小児科診療 最新号

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雑誌「小児科診療」2026年 Vol.89 春増刊号 こどもの健康診断のすべて

定価:
8,800円(本体価格 8,000円+税)
在庫:
在庫無し

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掲載論文

カラー口絵
序文  絹巻暁子・加藤元博

各年代の健康診断のキホン
乳幼児健診総論  山縣然太朗
1か月児健診  鹿嶋晃平
3か月児健診  向井丈雄
6か月児健診  水野葉子
10か月児健診  高橋 寛
1歳6か月児健診  熊谷淳之
3歳児健診  岩崎博之
5歳児健診  永光信一郎

健康診断で気になるショケン
[身体発育]
体重増加  髙橋千恵
身長  佐藤詩子
頭囲  河田奈々子
[身体所見]
黄疸  片山有里子
便色  井口智洋
心音・心雑音  林 泰佑
気道狭窄音  石立誠人
肝脾腫  飯島弘之
腫瘤を触知する  加藤 優
[小児外科・泌尿器科関連]
臍ヘルニア  八尋光晴・他
臍肉芽  小俣佳菜子
鼠径ヘルニア  柿原 知・他
停留精巣・移動精巣  海老原統基・他
陰囊水腫  一瀬諒紀・他
陰茎・尿道の異常  熊野曜平・他
陰唇癒合  佐藤温子・他
[整形外科関連]
発育性股関節形成不全  岡田慶太
内反足  根本菜穂
鎖骨骨折  佐々木 元
胸鎖乳突筋の左右差  松岡夏子
[皮膚科・耳鼻咽喉科・眼科・歯科口腔外科関連]
口腔内の異常  成田理香
耳の形態異常  玉田一敬・他
おむつ皮膚炎  竹原広基
乳児湿疹  森村広子
乳児血管腫,母斑―健診における“あざ”の見極めと対応  吉田和恵
眼位・眼球異常―健診における眼疾患の早期発見と対応  宇井牧子
[精神・運動発達]
原始反射の異常  森 貴幸
筋緊張の亢進・低下  柿本 優
未頚定  杉山 諒
寝返りをしない  立木伸明・他
座位が不安定  野村隆之介
ハイハイしない  小川恵梨
麻痺を疑う徴候  井田紘人
音への反応  西岡篤史
ことばの遅れ  藤本万友佳
知的発達の遅れを疑う徴候  寺嶋 宙
特定の発達特性を疑う徴候  関口真理子
[養育環境]
ワクチン未接種/ワクチン接種が進んでいない  米田 立
養育環境や親子関係に懸念がある場合の対応  小川優一

健康診断で聞かれるギモン
Q母乳・ミルクが足りているか心配です/飲みムラがあります/ミルクを嫌がります  澤田雅子
Qしょっちゅう吐きますが大丈夫ですか  土田晋也
Qげっぷがうまくできません  戸田雅久
Q泣き止みません  橋本伸子
Q反り返ったりぴくついたりします  内野俊平
Q便の回数が多い/少ないです  秦 堅佐工
Q手足が冷たいときがあります  野間清司
Q指しゃぶりはしてもよいですか/おしゃぶりは使ってもよいですか  進藤考洋
Q保湿はしたほうがよいですか  川越 信
Q鼻が鳴ります  中村 元
Q目やにが多いです  佐藤美保
Qおへそはいつまで消毒したらよいですか  伊藤明子
Q夜まとめて寝てしまうのですが,授乳はどうすればよいですか  塚田日出樹
Q外出や日光浴はいつ頃からしてよいですか  田中裕之
Q電車や飛行機での移動はいつ頃からしてもよいですか/車や自転車に乗せるときの注意点はありますか  山中龍宏
Q果汁/お茶の与え方はどうすればよいですか  瓜生久美子
Q離乳食の開始時期はいつぐらいですか/離乳食が進みません  三日市 薫
Qフォローアップミルクは飲んだほうがよいですか  馬場一徳
Q夜泣きがひどいです  横田俊一郎
Q保護者から離れられません  古屋彩夏
Q食物アレルギーが心配です  松岡典子
Qアトピー性皮膚炎でしょうか  澁谷紀子
Q舌小帯が短いといわれたのですが  安藤友久
Q滑舌が悪いのですが  木村美和子
Q吃音があります  中村 光
Q耳そうじはどうしたらよいですか  崎山 弘
Qどうすればむし歯を予防できますか  五十川伸崇
Q向き癖があり頭の形が気になります  竹下和秀
Q包皮はむいたほうがよいですか  酒井信子・他
Qトイレトレーニングはどう進めればよいですか  佐藤 研
Q歩き方が気になります  及川 昇
Q少食/偏食で困っています  佐々木礼子
Qかんしゃくがひどいです  小野真由美
Qきょうだいのことで悩んでいます  三平 元
Qおねしょが治らず心配です  柳澤敦広
Qチックがあります  濵 猛浩
Qタブレット端末の見せすぎはよくないですか  石井雅子
Q保育園/幼稚園の集団生活でうまく行動ができません  眞下秀明
Q保育園/幼稚園で友達に手を出してしまいます  塩田睦記
Q特定の場面でまったくしゃべりません  古山晶子
Q落ち着きがありません  境 瑞季
Q自分を叩いたりする自傷行為があります  栗原亞紀
Q子どもを叩いてしまいます/子どもを強く叱ってしまいます  福岡和子

索引
和文索引・欧文索引・数字索引

ねらい

絹巻暁子 東京大学小児科
加藤元博 東京大学小児科

小児の健康診断(健診)はあらゆる勤務形態の小児科医にとって担当する機会があります.少子化や疾病構造の変化に伴い,その重要性はますます高まっていくことが予想されます.その一方で,限られた時間の中で,軽微に見える所見の判断や,保護者の質問への説明に迷う場面は少なくありません.
この増刊号では,総論で体系的な知識を確認するとともに,見逃してはいけないポイントや精査へとつなぐポイントについてまとめました.「各年代の健康診断のキホン」では,健診事業の歴史的な経緯や今後の展望といった小児科医として備えておくべき背景知識に加え,各健診における総論的な知識が整理されています.「健康診断で気になるショケン」では,健診医が遭遇する所見について,紹介を受ける機会の多い病院小児科や専門診療科の立場から解説いただきました.紹介した後の展開を見通せることは,保護者の不安の軽減にもつながります.医療機関との円滑な連携にお役立てください.また,「健康診断で聞かれるギモン」では,保護者から受けることの多い質問について,経験豊富な実地医家の先生方に解説いただきました.専門研修を始めたばかりの若手小児科医にとって,実践を前にした不安を少しでも解消し,学びを広げるきっかけとなることを期待しています.
紙面に限りがあり,取り上げる項目の選別に苦労しましたが,執筆者それぞれの個性や情熱がにじみ出る記事が重なり,熱い一冊が完成しました.ベテラン小児科医のみなさんにとっても,仲間の診療を垣間見ることで自らの診療を振り返り,あらためて学びなおす一助となれば幸いです.
小児医療においてbio-psycho-socialの重要性が唱えられるようになって久しく,健診はこどもやその家族と社会を結ぶ窓口の一端を担っていると言えるでしょう.この特集号が,こどもをbio-psycho-socialな視点から支えるために重要な「健康診断」にあたり必携の書となることを願っています.
この増刊号の制作にあたり,ご自身の知見を存分にご披露くださった執筆者の先生方,そしてこの企画を実現してくださった編集部の皆様に心より感謝申し上げます.
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