小児の難聴
定価:6,380円(税込)
序
このたび「小児臨床栄養学改訂第3版」を上梓する運びとなりました。
2011年に児玉浩子先生、玉井浩先生、清水俊明先生の編集による初版が刊行され、小児の栄養に関するこれまでにない教科書として高い評価をいただきました。2018年には、その後の小児栄養学の進歩を踏まえて、日本小児栄養消化器肝臓病学会が中心となって編集作業が行われ、改訂第2版が刊行されました。それから8年が経過したことから、日本小児栄養消化器肝臓病学会の公式事業として再度改訂作業を行い、新たな書籍として発刊することになりました。多忙な日常業務の中でご協力くださった多くの執筆者・関係者の皆様に心より御礼申し上げます。
本書はこれまでと同様に、小児の栄養の基礎からさまざまな病態における具体的な栄養療法まで、実践的かつ幅広い知識を網羅し、医師だけでなく、管理栄養士、看護師、NST関係者、さらにはこどもの発育にかかわる保育士、養護教諭にも役立つテキストを目指しました。そして、「日本人の食事摂取基準(2025年版)」や各種疾患ガイドラインなど、第2版の刊行からアップデートされたデータや知見を盛り込み、初学者にも理解しやすく、エビデンスに裏付けされた標準的な情報の提供を心がけました。
近年、こどもを取り巻く環境や生活様式が大きく変化しています。今年5月に食育基本法が改正され、大人とこども双方の食育の強化などが盛り込まれました。食育の理念である「食べる力=生きる力」は、こどもたちにとってはそのまま「育つ力」となります。小児栄養に関するバイブル的な教科書である本書が、こどもの健やかな発育と健康のために役立つことを願っています。
2026年9月吉日
一般社団法人 日本小児栄養消化器肝臓学会
理事長 虻川 大樹
学術委員会(栄養委員会)担当理事 恩谷 ゆり
学術委員会(栄養委員会)委員長 東海林 宏道
第1章成長・発達検査・診断法
第2章栄養素の基礎知識
第3章発育段階別・年齢別・階層別の栄養の基礎知識
第4章栄養評価法
第5章症候と鑑別診断
第6章疾患別の栄養療法
第7章食行動異常への対応
第8章食行動異常への対応
第9章静脈・経腸栄養
第10章栄養食事指導
第11章小児のNST
第12章小児の在宅栄養管理
第13章食教育
資料/略語一覧/索引