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診断と治療社 | 雑誌詳細:小児科診療

小児科診療

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連載「Photo Quiz」ではビジュアルに画像診断のポイントを解説.

2024年 Vol.87 No.春増刊号 2024-04-05

子どもの皮膚診療を極めるために

定価:8,250円(本体価格7,500円+税)

冊 

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https://www.m2plus.com/content/isbn/9784015108713
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掲載論文

序 文 大嶋勇成

Ⅰ プライマリケアで重要な皮膚症状とその対応
 新生児・小児の皮膚の特徴とスキンケア 吉田和恵
 外用薬と外用療法の基礎知識 大谷道輝
 アトピー性皮膚炎 1. アレルギー疾患の発症予防のために 福家辰樹
 アトピー性皮膚炎 2.局所療法,全身療法の進歩 大矢幸弘
 蕁麻疹・血管性浮腫 猪又直子
 接触皮膚炎 二村恭子
 痒疹 室田浩之
 多形滲出性紅斑,スティーブンス・ジョンソン症候群(SJS)・中毒性表皮壊死症(TEN) 松倉節子
 熱傷 浦邊亮太朗・他
 尋常性痤瘡,酒皶,口囲皮膚炎・開口部皮膚炎 山﨑研志
 伝染性軟属腫・尋常性疣贅 川瀬正昭
 皮膚真菌症(皮膚カンジダ症,白癬,癜風) 竹田公信
 昆虫・ダニによる皮疹 夏秋 優
 疥癬,アタマジラミ,ケジラミ 衣斐菜々・他
 汗疹,汗疱,多汗症 大嶋雄一郎
 円形脱毛症 伊藤泰介
 母斑 玉城善史郎
 白斑 金田眞理
 ジベルばら色粃糠疹,急性痘瘡状苔癬状粃糠疹 清島真理子

Ⅱ 皮膚症状が診断に重要な全身性疾患
 水痘・帯状疱疹 吉川哲史
 麻疹・風疹 齋藤昭彦
 エンテロウイルスに伴う発疹症 伊藤健太
 伝染性紅斑 要藤裕孝
 EBウイルスに伴う発疹 和田泰三
 単純ヘルペスウイルス感染症 渡辺大輔
 エムポックスウイルス,デングウイルス,ジカウイルス 中野貴司
 ブドウ球菌感染症 小川英輝
 溶連菌感染症 五十嵐 成
 川崎病・MIS―C 松原知代
 SLE,強皮症,皮膚筋炎,MCTD 長谷川 稔
 若年性皮膚筋炎 小林一郎
 若年性特発性関節炎 森 雅亮
 自己炎症性疾患 金澤伸雄
 原発性免疫不全症 穂坂 翔・他
 小児がんとその類縁疾患 安江志保・他
 微量元素欠乏症 川瀬昭彦

Ⅲ 専門医への紹介が必要な皮膚疾患
 血管腫・脈管奇形 小関道夫
 皮膚腫瘍(血管腫を除く) 帆足俊彦・他
 RAS/MAPK症候群 大橋博文
 結節性硬化症 新井田 要
 色素性乾皮症 森脇真一
 先天性ポルフィリン症 新宅治夫
 眼皮膚白皮症 齊藤 亨・他
 遺伝性水疱性疾患 新熊 悟
 遺伝性魚鱗癬 加藤 塁・他

索 引

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ねらい

大嶋勇成 福井大学医学系部門医学領域小児科学

 小児のプライマリケアにおいて皮膚症状を主訴として外来を受診する小児は多数います.皮膚症状が,全身性疾患の一症状として,診断や治療を進めて行くうえで重要な所見となる場合も多く,小児を診療するうえで皮膚を診ることは必要不可欠といえます.近年,小児皮膚科領域においても,病態の解明や新たな疾患概念の確立などにより,生物学的製剤などの分子標的薬が登場し,疾患管理方法が変化したものがあります.また,疾患によっては,小児科と皮膚科とが連携して診療を行う必要があります.そこで,本増刊号では,小児のプライマリケアにかかわる医師だけでなく,小児皮膚科診療に携わる小児科医,皮膚科医に,最新の情報を提供するため各領域・疾患の専門の先生方にご執筆をお願いしました.
 忙しい臨床現場で参照しやすいように,可能な限り多くの特徴的な皮膚所見のカラー図譜を掲載し,アトラスのように利用していただけるようにしています.ご執筆者の先生方には,冒頭に診療のポイントとして各皮膚症状・疾患を診断するうえでの要点をまとめていただき,皮膚症状からどのように診断をすすめていくか,皮膚症状の鑑別診断,皮膚科と小児科との連携のポイントを解説していただきました.また,特に臨床上,重症化リスクにつながる重要な所見や管理上の問題点については,「重要!」と強調しています.さらに,近年,導入された新規治療薬や管理法については,「トピックス」としてまとめています.
 「Ⅰ プライマリケアで重要な皮膚症状とその対応」では,新生児・小児のスキンケアと,外用薬と外用療法の基礎,特に新薬が次々と登場し,その管理法も変わりつつあるアトピー性皮膚炎をとりまく諸問題についてとりあげました.また,ありふれた皮膚疾患でも,近年,薬剤耐性など問題となっている点や,治療管理の最新の考え方について解説が加えられています.
 「Ⅱ 皮膚症状が診断に重要な全身性疾患」では,感染症,膠原病・自己炎症性疾患,免疫不全症,がんなどをとりあげ,診断の進め方について解説しています.
 「Ⅲ 専門医への紹介が必要な皮膚疾患」では,希少疾患や難病など小児科と皮膚科が協力し診療にあたることが重要な疾患を中心に,どのように連携して集学的な治療・管理を行うべきか解説しています.
 どの項目も専門家としての豊富な経験や知識に基づきわかりやすく解説されており,明日からの診療に役立つ情報が満載されています.是非,先生方の診察室に置かれて,診療にご活用いただければ幸いです.

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当社発行の雑誌は論文単位でPDFファイルのダウンロード購入
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2024年 Vol.87
No.5 特集/それってほんとにITP?最新号
No.春増刊号 特集/子どもの皮膚診療を極めるために
No.4 特集/新生児・乳児の感覚に寄り添う
No.3 特集/小児コロナウイルス感染症の現在地と小児医療に与えたインパクト
No.2 特集/米国の小児医療・卒後教育の現状と臨床留学への手引き
No.1 特集/小児疾患におけるアフェレシス
2023年 Vol.86
No.12 特集/微量元素とビタミンが子どもにとってなぜ必要か
No.11 特集/成長曲線を書こう
No.秋増刊号 特集/アレルギー疾患 最新治療と生活からの視点
No.10 特集/古くて新しい予防接種〜この10年で何が変わったか〜
No.9 特集/トリソミーのすべて:NIPTの時代に
No.8 特集/小児・AYA世代がん診療の現在と未来
No.7 特集/ポストコロナ,少子化時代:30年後の小児医療と人材育成
No.6 特集/小児の敗血症診療up to date
No.5 特集/研修医として今知りたい新生児の診療に必要な手技
No.春増刊号 特集/小児の治療指針
No.4 特集/知っておきたい小児炎症性腸疾患(IBD)
No.3 特集/これでよくわかる自己炎症性疾患
No.2 特集/全身をみて,腎・尿路疾患に気づく
No.1 特集/子どもと家族への心のケア
2022年 Vol.85
No.12 特集/医療情報の利活用 現在と未来
No.11 特集/感染症診療における迅速検査を知る
No.秋増刊号 特集/今考える,移行期医療
No.10 特集/食物アレルギー
No.9 特集/くわしく知ろう小児の機能性消化管疾患
No.8 特集/小児在宅医療をすすめるために
No.7 特集/血液・腫瘍疾患,急ぐべきときは「今」
No.6 特集/小児神経検査マニュアル
No.5 特集/研修医・専攻医・指導医のための小児科研修指南
No.春増刊号 特集/小児画像診断のコツ
No.4 特集/サイトカインストームと小児疾患
No.3 特集/症例から考える小児泌尿器疾患小児病院での私のみかた
No.2 特集/子どもの事故(傷害)いかに防ぐか
No.1 特集/基礎理論に基づいた小児漢方診療
2021年 Vol.84
No.12 特集/治療可能な先天代謝異常症を診断しよう!
No.11 特集/小児遺伝子疾患事典
No.10 特集/頭痛診療の基本から最新の知見まで
No.9 特集/おさえたい川崎病ガイドラインのツボ
No.8 特集/発生学から考えてみよう!小児の先天疾患
No.7 特集/小児栄養 UP to DATE
No.6 特集/統計的分析手法と研究デザイン
No.5 特集/乳幼児健診実践ガイド
No.増刊号 特集/〜エキスパートの経験に学ぶ〜小児科 Decision Making
No.4 特集/小児科医の疑問に答える!子どもと新型コロナウイルス
No.3 特集/災害時の小児医療〜災害の経験を今後に活かす〜
No.2 特集/新ガイドラインの理解を深める 新生児マススクリーニング
No.1 特集/学童期の神経疾患のファーストタッチから専門診療へ
2020年 Vol.83
No.増刊号 特集/症候・疾患からみる小児の検査
2019年 Vol.82
No.増刊号 特集/小児の診療手技